聴衆にとっては、寒くもなく、暑くもなく、サンスクリーンもいらず、去年みたいにしぐれになるわけでも無く、鑑賞しやすい一日となりました。
今回、うんと興味があったのは、去年入団したばかりで、コールドバレエにいるマイルズ・サッチャー(Myles Thatcher)君が振付けしたバレエ。題は「タイムピース(Timepiece)」。変化もあり、複雑なペアのフォームもあり、まとまってて、新人の振付けとしてはよかったです。
タイムピースが終わったあとのお辞儀をするサンフランシスコ・バレースクールの人たち。
インターミッションのあと、ヘルギ・トマソン(Helgi Tomasson)振付けの「7・フォオ・エイト(7 for Eight)」。これだけ単独で見ると、悪くはないです。それともマリア・カチェコーバの踊りがよかったせいでしょうか。
ジェイミ・ガルシア・カステラ(Jaime Garcia Castilla)は、いつも安定して動きがきれいで、踊りが上手だと前から思ってますが、なぜ、いつもソロリストのような役しかしないのか不思議です。舞台映えしないといえばしない人なんですが...
写真は「7・フォオ・エイト」を前にウオームアップ中のマリア・カチェコーバ(Maria Kochetkova)とルーベン・マーチン(Ruben Martin)。ルーベンがくるみ割り人形の王子様をやると、本当に王子様のような気がしますが、あまりお化粧っけのないときに見ると、おじさんぽいところあるようになっちゃったんですね。ちょっと太ったみたい。
最後は、ビゼーの音楽を使った、バレンシンの「シンフォニー・イン・C(Symphony in C)」。
写真上:解像度の高い写真を入れといたので、写真をクリックすると、大きくなります。
前列真ん中の男の子がイザック・ヘルナンデス(Isaac Hernandez)、向かって一番右端の男の子がローニー・ウィークス(Lonnie Weeks)。ヘルギに気に入られているんでしょうか、最近しょっちゅう起用される、去年入団したばかりのコールドバレエの一人。ローニーの左腕後ろに顔がちょっと見える男の子が、タイムピースを振付けしたマイルズ君。
写真上:高解像度写真。前列右から3人目の男の子が2010冬に入団したビットー・マッツエオ(Vito Mazeo)。私が楽しみにしていたアルテム・ヤチメニコフは、どうも即座に退団したもよう。そのかわり、ビットーがプリンシパルへ昇格。ビットーのアルブレヒト(ヤン・ヤン・タンがジゼル)を見たことがあるんですが、ちょっと後悔したあと、すぐに18才のあ陽気な若者にもどっちゃうんで、大しらけ。なんでプリンシパルに抜擢されたのかは、わたしには不思議。ビットーのお相手が、プリンシパルのソフィアン・シルビ(Sofiane Sylve)。ローニーのお相手をしてる女の子は、コールドバレエの一員のニコール・シャッポーニ(Nicole Ciapponi)。彼女もローニーとペアでよく起用されてます。
楽しく元気がでるピース。聴衆の喝采を受けてました。
2/20/2012: ビデオクリップが見つかったのでリンクしておきます。
2 件のコメント:
こんにちは、「サンフランシスコバレエ白鳥の湖」を検索していてこちらにたどり着きました。最近のほとんどのレパートリーを見ていらっしゃるのですね。
sfbとは三年程前に縁があり白鳥の衣装を作ることになって半年程かかわっていたことがありました。
そして再び4月のドンキホーテの衣装も依頼され今準備しているところです。
sfbにもいいダンサーが増えて見ごたえのあるカンパニーだと思います、でも1年の半分は公演がないというのがバレエ好きにとっては残念ですね。
新しいドンQは以前の白鳥よりいい物ができればと願っていますがかなりハードな仕事になりそうです。
あまりフレンドリーでない僕のブログをのせておきます。Yoshi
yoshiさん、こんにちわ。よしさんのサイトの白鳥のチュチュの写真を見ました。美しいクラゲが鏡の中をただよってるようです。いろいろなお仕事があり、その仕事なりの大変さがあるんですね。ドンQのどの衣装を担当されてるのかなと思ってます。楽しみにしてます。
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