2010年7月30日金曜日

87才と97才の新婚さんがロンドンで誕生

(写真:BBCのニュースサイトから)

BBCのインタビューのビデオは短いんですけど、かなり面白いんで、お薦めです。内容は、次のとおりです。

97才とはとても思えぬヘンリーさんと、87才のバレリーさんが出会ったのは、ロンドンの老人ホーム。

今から4年以上も前に、ヘンリーさんはバレリーさんに惹かれている自分を発見。

「自分みたいな年寄りに、こんな『若い女性』が興味をもつわけがない」と思ったのだそうですが、ある日、冗談まじりに、「もしぼくが結婚してと言ったらなんていう?」と聞いたところ、「バレリーが、突然ギャーギャー笑いしだし、テーブルに顔をつっぷして、涙を流しながら笑い続けたんだよ。」

毎日、「ぼくと結婚しない?」と、聞き続けた、4年後のある日。

「『これを最後にもう二度と聞かないけど、ぼくと結婚してくれない』と言われたとき、いいわよと言ったのよ」とバレリーさん。

80人のゲストを老人ホームへ迎えて挙式、そのあと、ハイ・ティーで結婚を祝ったそうです。

新婚旅行は、老人ホームのお庭。

年をとっても、一人じゃ寂しいんですね。お幸せに!

2010年7月27日火曜日

サンフランシスコ交響楽団 at ドロレス・パーク

先週の日曜の、ドロレス・パーク(Doroles Park)でのサンフランシスコ・シンフォニーのコンサート(無料)は、最高でした。

今年は、「祝メキシコ独立200年」という、特別タイトルつきで、前半はメキシコの作曲家の作品を4曲やったんですが、これが意外に面白かったです。欧米のメロディーや、楽器の組み合わせ方・使い方とはちょっと違う、そこが新鮮!

ゲストの指揮者が、アロンドラ・デ・ラ・パラ(Alondra de la Parra)という、ニューヨークベースのメキシコ人女性というのも、さらにグー。

ながーい波に乗って、波乗りをしてるような指揮ぶり、美しい指揮棒の手さばきは、堂々プロフェッショナル。スペイン語と英語を交えての曲の合間の説明にメキシコ人の誇りが感じられます。それが観客に伝わるだけでなく、ちょっとハスキーな声でにこやかに語りかけるフレンドリーなのが受けて、やんやの喝采。


「メキシコ系の人、手を挙げて!」というアランドラのリクエストしたのに応じてあげられた手は、結構な数。

指揮者は、男性の仕事という感じでしたが、このドロレスパークでのコンサートが、その観念を、見事に「くずかごのくず」にしてしまいました。

メキシコ系の子供たちもたくさん来てましたが、ポニーテールをしっぽのように振り回して、指揮するアロンドラを見て、「私も、自分のなりたいものになれる!」と思った女の子が、必ずいたと思います。


「Sobre las Olas」という曲の演奏のビデオをYoutubeにアップロードしました。

誰でもが聞いた事のあるこの曲は、メキシコ人作曲家、Rosasの作品と解説すると、聴衆は大喜び。テーマの部分が繰り返されるとおこる拍手に、皆さんの喜びはよくわかるわよと、アロンドラが半分聴衆に向き直って、笑顔を見せて答えます。

サンフランシスコの風が彼女のジャケットを揺らします。

Marquez作の Danzon No.2というのも、なかなかよかったです。こちらにさわりをアップロード

第二部は、ドボルザークの「新世界」。彼女らしい、チョイスでした。久しぶりに全曲聞いたんですが、こういうイベントにぴったりのマスターピース。

2010年7月18日日曜日

携帯で視力検査の時代!?

開発したのはMITのメディア・ラボ(MIT Media Lab)。

ネトラ(NETRA)と名づけられた、この装置、携帯電話の上からかぶせる、高さ8センチくらいの、プラスチックの「覗き装置」と、アプリで構成されてます。

携帯の画面に乗っけた、四角いつつを覗くと、緑と赤の線が見えます。この線が重なったときに「矢印」キーを押すことで、視力を測定。


片目づつテストして、両眼の検査にかかる時間は約2分。

目医者さんで、定期的に目の検査をしてもらうのは、脳の一部である、眼球全体の健康をチェックするために大事ですけど、視力はこの装置でオッケー。

眼科で使う、視力測定器(とんぼのめがねのような大きい器機)が高価で購入できなかったり、装置を使いこなせる、訓練を受けた人がいない、発展途上国で役に立つとのことですが、とんでもない、アメリカの都会の真ん真ん中でも、十分役に立ちます。

視力は育ち盛りにの時に、悪くなったりするもの。ですから、視力を月に一回検査する習慣を作って、勉強するとき、前屈みにならないよう、自分で姿勢に気をつけたり、採光に気をつけたりして、近視になるのを、未然に防ぐ事ができるじゃないですか。

また、こういうデータを、スピーディーに大量に集められるので、まだよくわかってない、コンピュータの使用と視力の関係、またもっと踏み込んで、コンピュータ使用と眼球の健康の関係を解明する、手助けになるかもしれません。

私の行ってる目医者さんは、サンフランシスコのダウンタウンにあるんですが、視力検査結果(処方箋)を、渋々にしか、くれません。

「このメガネ、うちのじゃないわね。どこで作ってるの?」
「日本のメガネのレンズはうすいので、日本でつくってるの。アメリカでは、こんな薄いレンズは、法的に禁止されてるでしょ。」そう言っても、「うちで作って」と懇願されるので、困っちゃうんです。ですから、視力を簡単に測れれば、すごく便利。

2010年7月12日月曜日

サンフランシスコ・オペラ at スターングローブ

7月4日のアメリカ独立記念日と、毎年、恒例のスターン・グロープ、夏のコンサート・シリーズ日(Stern Grove)が重複。

この日は、たまたま、サンフランシスコ・オペラの番で、独立記念日を祝して、パトリシア・ラセットと、ジョン・リエラという大物を、この無料コンサートに出してきたので、行ってみました。

いつもは、けっこう早い時間にフォグ(霧)が入ってきて薄寒いスターングロープも、この日は、芝生で音楽を楽しむのに最適の気候。ヤンマーサイズの大きなとんぼが、けっこう、いっぱい飛んでます。

大人、子供、おばあさん、赤ちゃん、恋人同士、家族、友達、たくさんの人。私はコンサートが始まる一時間前に、理想的な場所を確保。おしゃべりしたり、プログラムを見たり、ひなたぼっこしながら、開演の午後2時を待ちました。

ジョンのパフォーマンスをビデオで撮ったんですが、長過ぎてアップロードに失敗。パトリシアのビデオは撮影自体が失敗。で、写真にします。(下)舞台上のパトリシア。


アンコールも3回くらいやった、楽しい屋外コンサートでした。

今日は、サンフランシスコ・シンフォニーが出るので、行く予定。でも午前10時現在、ファグが厚く空を覆ってる状態、12時には、散って欲しいんですけど。するとまた、午後は最適な気候になるんですが...

アップデート:やっぱりフォブのため、ちょっと寒かったです。

2010年7月4日日曜日

アメリカ西海岸都市の不景気対策

オレゴン州のメイトレクリークという町で、街灯を消して、年間、約12,000ドルを節約するという案が、先週、町議会を通ったそうです。

電気がともらない街灯には、ピンクのリボンがつけられます。

「夜、暗いのはいや」という人は、年間160ドルを町に払うと、街灯を復活してくれるそうです。

サンフランシスコでは、激減した市の収入をカバーするため、サンフランシスコに入ってくる車の橋、ベイブリッジ使用料を、7月1日から1ドル値上げ、6ドルになりました。

サンマテオブリッジとダンバートンブリッジも同時に1ドル値上げ、市外で働いてる私にも影響有りです。

サンフランシスコのベッドタウンでは、カープールという、車の相乗り”制度”が、市民のあいだで自然に発達して、かれこれ40年以上はたつはず。橋によって人数は違いますが、規定の人数が乗車していると、専用レーンが使えて、橋使用料無料、プラス時間節約でたいへん便利。このカープール専用橋通行料が、2ドル50セントと有料化。

サンフランシスコ市内では、道路沿いの駐車メーターの数を、ぐーんと増やすために、公聴会を行ったばかりです。

2008年9月のバブルの崩壊後、市町村の金詰まり、ついにここまで、もっといきそーという感じのニュースが増えてます。

(1929年大恐慌時に撮られた写真)

2010年7月1日木曜日

母親グマが子グマを助けようとして...

若木に子グマが登ってしまいましたが、おりてくる事ができません。

なんとかして、子グマを木から下ろそうとする、母親グマの努力...

ついに実ってよかったですね。