2008年5月18日日曜日

近所のミューロー: サンフランシスコの強風と絡まる家

私が住んでいるのは、サンフランシスコでも「ミッション ディストリクト(地区)」と呼ばれているところ。

ミッションの特徴の一つは、ミューロー(壁画)でしょう。お店、駐車場、教会、公共建築、アパート、個人の家、ガレージやお店のシャッターなど、絵が描けそうなスペースならどこでも「キャンバス」になります。

すぐに塗り替えられてしまうミューローもあれば、歴史的なミューロー、またミッションを代表するミューローの傑作もあります。ミューローで有名な通りや、ミューローのツァーなどもあります。

ミューロを描きたい人は、お目当ての壁や塀やビルの持ち主の許可をもらいます。別に画家である必要はありません。誰が描いてもよいのです。持ち主がゴーサインを出すと、カラースプレーやはしごを自分たちで調達します。

だいたい複数の人で描くので、当日は路上パーティーのようににぎやか。友達や見学人も集まってきます。

ビルの持ち主が依頼する事もあります。その場合は、持ち主側がペンキ、クレーン車代等、謝礼も含めて払います。


これはかなり古いミューローの右半分。
タイトルをつけるとしたら、「サンフランシスコの強風と、絡まり合う家。」

アイデアも構成もすばらしいミューローです。
なぜかジャックと豆の木の話を思いださせます。

バレンシアとグエレロにはさまれた18番通りにあります。

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