2009年9月21日月曜日

チャイナタウンでハンコを作る

この間、アジア芸術美術館にいったとき、「サムライ」展にちなんで、「はんこ作ります」コーナーが美術館ショップの前に出店を出していた。ハンコがちょっと必要という感じがしてたので(もちろん日本での話です)、チェック。台が35ドル、削る名前が複雑な場合は、12ドル50セントかそれ以上を加算というのがお値段表。フーン。

見本をいくつか見る。「駿鵜山」、なるほど「スーザン」だね。だけど、どれもこれも字がへたくそ。くさび文字みたいな字は大きさもまちまち。こんなのに35ドルプラスなんてとても払えない。アジア芸術美術館は、いったい、どういうつもりなんだろう?

もう夕方なので、チャイナタウンへ。グラント街(Grant Avenue)を歩いていると、ハンコ屋さんが歩道に出店を出してるのに、いつもになく気がつく。あれ、アジア芸術美術館で見たのと同じ台を使ってるじゃない。

私が「普通」以上の興味を持ってチラッと見たのに目ざとく気づいた街頭ハンコ屋さん:

「25ドルで作ってあげるけど、どう?」
「いらないわよ」と、立ち去ろうとすると、
「それじゃ、20ドルじゃどう?」
「考えとくわ。じゃーね。」
「んなら、15ドル!」 えっ?15ドル? そんなら、まあいいか。
「オッケー、じゃあ、作って。」 

いつもより劇的に人出が少ないチャイナタウン。よっぽど不景気なんですね。



と、作ってもらったんですが、アーティスト、ビンセント君の字は、私のイモバンの字と似たり寄ったり。思わず、「私に削せて」といいそうになりました。

翌日、会社で北京出身の子に見せたら、「う〜ん、XX朝時代か、YY朝時代にはやった字の書き方なのよ。Not bad,not bad」などと、適当な事を言う。

結論:チャイナタウンの街頭でハンコを作るの、お薦めしません。


「興隆」という看板が見えますが、中国人と、チャイナタウンに詳しいアメリカ人の間で人気のレストラン。ブロードウェイ(Broadway)にあります。激安で新鮮で夜遅くまで営業との評判ですが、常連はメニューなんか見ないでオーダーしてるみたい。チャイニーズのおかゆがおいしそうです。

2013年7/31日追記:「興隆」レストラン、余の激安でつぶれてしまいました。でもその右隣に激安のチャイニーズあり。確か3品で21ドルのセットがあり、4人で食べても十分な量。残りをよくテイクアウトしたものです。味はチャイニーズ的チャイニーズ。

思うにチャイナタウンでかなり古いレストランではないかと思います。理由:メニューに「スパゲッティ」があること。カリフォルニア州の金発見以来、サンフランシスコに中国人の若い男性がぞくぞくと押し寄せますが、その人たち相手にレストランを開いたのが最初。でも中国人客だけではやってけないので、スパゲッティなどを研究してメニューに加えたという歴史があります。味は庶民向けチャイニーズで、チャイニーズ的チャイニーズ。

0 件のコメント: