2008年7月11日金曜日
ミッション ディストリクト の ミューロー
イーストベイに住んでいたとき、車の窓から、黒と白と灰色で描かれたこのミューローが見えると、「ああ、ミッションに来たな」と思ったもんでした。
心は傷だらけ、殴られたためか腫れてるまぶた、変形した顔、表向きはニヒルで頑丈そうな孤独な独り者...ミッション ディストリクトというエリアをこれ以上的確に表現している絵(壁画ですが)はないんじゃないでしょうか。ミューローの傑作だと思います。
17番通りと18番通りの間にクラリオン(Clarion)という路地がありますが、そのクラリオンとミッション通りが交差するところにあります。
クラリオンをミッションからバレンシアに向かって歩いてゆくと、両側にミューローがびっしりと描かれてます。
「怒り青オヤジ」と「ホームレス老人とハト」は、二年くらい前に出現しました。
ガレージのドアに描かれた、空へ昇ってゆくエスカレーターは、一番上の「ミッションの孤独男」と同じぐらい、古いミューローです。15年くらいはたってると思います。
2週間くらいで描き換えられてしまうこともあるミューローのことを考えると、こんなに長く姿を残しているのは奇跡的です。
17番通りから18番通りにかけてのミッションは、暗くなってから行く事はお勧めしません。日本人は一般的に質のよい服を着ているので、目立ちます。ドレスダウンをおすすめします。バレンシア通りは安全です。
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