今年も感謝祭のウィークエンドはロサンジェルスですごしました。
久しぶりにロサンジェルス・カウンティー・ミュージアム(Los Angeles County Museum)へ。
新しい入り口になってるだけでなく、美術館は三倍くらい大きくなってました。
最初に見に行ったのはタール・ピット。
タールの穴というか、池というか。
ここから死滅した動物の骨なんかが、今でも、採集されてるようです。
以前は柵なんかで囲ってなくて、すぐアクセスできたんですが、今は誘導するための遊歩道を辿っていくようになってました。でもブクッ、ブクッていうタールの泡は変わらず。
恐竜時代からあったタール・ピットをひとしきり眺めてから、旧館の展示物を見に行きました。
サンフランシスコ近代美術館よりもどてかいカウンティー・ミュージアム。一つ一つの作品も、3倍くらい大きい。
写真:人間が体にペンキを塗っているビデオに、模様のビデオをオーバラップされたもの。フランセスカ・ウッドマンの影響があったのかも。けっこう面白い展示物。
2012年5月29日火曜日
オレゴン州の洞窟、オレゴン・ケーブス・ナショナル・モニュメントへ その2
書き忘れちゃったんですけど、雪で覆われたマウント・シェスタがハイウェイ5から見えるんですが、形がよいので、ものすごくきれい。マウント・シェスタは、木を切り尽くした山肌が見える夏よりか、雪で隠れてしまうの冬の方がきれい。
ハイウェイ5で、初めて姿を見せたマウント・シェスタの美姿をカメラに納めます。
ハイウェイ5は、マウント・シェスタが見えるあたりから、独特で雄大な景色を見せ始めます。シェスタを通りすぎるとハイウェイは高度が果てしなく下がりつづけ、いつのまにか、まだ春は遠いなだらかな、えんえんと続く牧草地(多分、販売用牧草)に入ります。その規模と荒涼さは異様、芭蕉がこれをみたらどんな俳句を作ったかとか思ってしまいます。ヤレカはそんな放牧地帯に囲まれた陸の島の町。
ヤレカを朝10時頃出発して、オレゴン・ケーブスへ。
ハイウェイ5を離れてハイウェイ199にはいると、すぐに大きな市、グランツパス(Grants Pass)突っ切ります。そこでちょっと買い物したんですが、レシートを見ると消費税がついてなーい。物の値段はカリフォルニアと同じなんですが、消費税がつかない分、つまり8.75%、安くなってます。
ケーブス・ジャンクションから本当の山道、残雪がまだあちこちに残っているオレゴン・ケーブス・ナショナル・モニュメントについたのは午後3時で、3時半の洞窟ツァーに運良く間に合いました。ガイドをつとめる地質学専攻のレインジャーのおじさんを含めて全部で14人が集合。このおじさん、横浜に住んでたことがあって、日本語がわかります。
洞窟の入り口。ツァーは約一時間半で、約全長2キロ。
子供や心臓の悪い人、階段の上り下りに無理のある人、最近ヨーロッパの洞窟へ入った人は入場お断り。ヨーロッパの洞窟に住むこうもりに、鼻のあたまが白くなる病気がはやっていて、それがオレゴンケーブスのこうもりにひろがるのを防ぐため。 天井から下がっているつらら状の鍾乳石。アメリカで販売している、クリスマス用のガラスのつららぐらいの大きさで、10センチくらい。細いです。
レンジャーがツァーに必要な場所だけ、手で電気のスイッチをいれてる模様。洞窟に住んでいるコウモリを保護するためで、もしコウモリがとんできたら、電気を消すという説明が、ツァーの始めにありました。
洞窟内に流れの速い小川が流れてます。
見事なバナナ状鍾乳石。一つの房が一抱えはゆうにある感じ。
まるで暗黒の舞踏会場の大シャンデリアのように天井から、円錐状の壁をつたってつらなるバナナ状鍾乳石。
ちょっと気になったのは洞窟のまわりの森。ナショナル・モニュメントなので保護されてるためか、過去数十年、山火事が起こった事がないようす。木がかなり年老いてるわりに若い木が少なく、枯れ枝が地面に溜まりに溜まった感じ。いったん火災になったらめらめらでしょう。
その晩は、クレッセント・シティに宿泊することにしたので、ハイウェイ199を太平洋側へ向かいました。
ハイウェイ5で、初めて姿を見せたマウント・シェスタの美姿をカメラに納めます。
ハイウェイ5は、マウント・シェスタが見えるあたりから、独特で雄大な景色を見せ始めます。シェスタを通りすぎるとハイウェイは高度が果てしなく下がりつづけ、いつのまにか、まだ春は遠いなだらかな、えんえんと続く牧草地(多分、販売用牧草)に入ります。その規模と荒涼さは異様、芭蕉がこれをみたらどんな俳句を作ったかとか思ってしまいます。ヤレカはそんな放牧地帯に囲まれた陸の島の町。
ヤレカを朝10時頃出発して、オレゴン・ケーブスへ。
ハイウェイ5を離れてハイウェイ199にはいると、すぐに大きな市、グランツパス(Grants Pass)突っ切ります。そこでちょっと買い物したんですが、レシートを見ると消費税がついてなーい。物の値段はカリフォルニアと同じなんですが、消費税がつかない分、つまり8.75%、安くなってます。
ケーブス・ジャンクションから本当の山道、残雪がまだあちこちに残っているオレゴン・ケーブス・ナショナル・モニュメントについたのは午後3時で、3時半の洞窟ツァーに運良く間に合いました。ガイドをつとめる地質学専攻のレインジャーのおじさんを含めて全部で14人が集合。このおじさん、横浜に住んでたことがあって、日本語がわかります。
洞窟の入り口。ツァーは約一時間半で、約全長2キロ。
子供や心臓の悪い人、階段の上り下りに無理のある人、最近ヨーロッパの洞窟へ入った人は入場お断り。ヨーロッパの洞窟に住むこうもりに、鼻のあたまが白くなる病気がはやっていて、それがオレゴンケーブスのこうもりにひろがるのを防ぐため。 天井から下がっているつらら状の鍾乳石。アメリカで販売している、クリスマス用のガラスのつららぐらいの大きさで、10センチくらい。細いです。
レンジャーがツァーに必要な場所だけ、手で電気のスイッチをいれてる模様。洞窟に住んでいるコウモリを保護するためで、もしコウモリがとんできたら、電気を消すという説明が、ツァーの始めにありました。
洞窟内に流れの速い小川が流れてます。
見事なバナナ状鍾乳石。一つの房が一抱えはゆうにある感じ。
まるで暗黒の舞踏会場の大シャンデリアのように天井から、円錐状の壁をつたってつらなるバナナ状鍾乳石。
ちょっと気になったのは洞窟のまわりの森。ナショナル・モニュメントなので保護されてるためか、過去数十年、山火事が起こった事がないようす。木がかなり年老いてるわりに若い木が少なく、枯れ枝が地面に溜まりに溜まった感じ。いったん火災になったらめらめらでしょう。
その晩は、クレッセント・シティに宿泊することにしたので、ハイウェイ199を太平洋側へ向かいました。
2012年3月18日日曜日
Death Valley 駆け巡り記 3: 砂丘の日の出とダンテの地獄
日の出を見ることにして砂丘へ。同じこと考えてる人たちが、メスクゥート砂丘(Mesquite Dunes)のあちこちに小さく見えます。車を置いて砂丘に入り、日が出るまで、ヨガをやることにしました。
最初の日の光がピカーと射したとき、サン・サルテーション(Sun salutation)。
日の出というのはちょっと格別、まだ白紙の、新しい日を迎えるという気がします。今まで日の出を見るなんて事、考えた事がなかったのが残念な気がするくらい。
いったんホテルに戻ってシャワーを浴びてから、モザイク・キャニオン(Mosaic Canyon)へ。巨大な変成岩には、堆積岩時代と造山隆起の思い出が幾層にもわたって刻まれていて、まるで太古の歴史を音符代わりに留めてる五線紙のよう。そんなメロディーを辿りながら、巨大な岩の隙間のハイキング道を進みます。
ダンテズ・ビュー(Dante's View)、ダンテという名前がつくのがひどく気になって、遠回りになるんですけど、寄る事にしました。メインの道路を離れてだんだんと高度が上昇、植物の種類が比較的豊富になり、乾燥地帯の植物の葉や茎の色が花畑のように鮮やか。思うままに空に向かって伸びる植物の、リンとした率直な美しさ、「自分」らしさ。そのありさまを忘れたくなくて、網膜に焼き付けようと熟視。
断崖絶壁上の道が急に狭くなり、傾斜もきつくなったので、しがみつくように「エイヤッ!」とハンドルをきると突然駐車場。アーッと声も上げんばかりに車から飛び出して見た、ダンテの地獄の壮大なビュー!!
最初に訪れたバッドウォーターのちょうど真上。ああ、延々と続く塩の原、それを横切って吹く風の向こうの山なみ。
もっとダンテの景色を見たい、急な傾斜の植物を見たいと、駐車場から尾根伝いに歩きます。
尾根から見た急な傾斜。この写真じゃ、岩や草の色彩の美しさは伝えられません! 写真家でも無理かも。でもリンクしておきます。
デスバレーにお別れを告げる時間が迫ってきましたが、はからずも、有終の美を飾るに相応しい、塩と山と岩と谷と風と空と草木と時間が交差する悠久のドラマを、風にピシピシとおでこや頬をたたかれながら眺望できたのは、謙虚に感謝感激です。
なお、フリッカーですごく美しいデスバレー写真シリーズを見つけたので、タイトルにエンクロージャーしておきました。タイトルをクリックすると見られます。
2012年4月9日: デス・バレーでやり残して残念に思うのは、バッドウォーターを、もっと遠くまでずっと歩いてみたかったこと。もっと歩いてみたかったなーという場所がいくつかあること。
最初の日の光がピカーと射したとき、サン・サルテーション(Sun salutation)。
日の出というのはちょっと格別、まだ白紙の、新しい日を迎えるという気がします。今まで日の出を見るなんて事、考えた事がなかったのが残念な気がするくらい。
いったんホテルに戻ってシャワーを浴びてから、モザイク・キャニオン(Mosaic Canyon)へ。巨大な変成岩には、堆積岩時代と造山隆起の思い出が幾層にもわたって刻まれていて、まるで太古の歴史を音符代わりに留めてる五線紙のよう。そんなメロディーを辿りながら、巨大な岩の隙間のハイキング道を進みます。
ダンテズ・ビュー(Dante's View)、ダンテという名前がつくのがひどく気になって、遠回りになるんですけど、寄る事にしました。メインの道路を離れてだんだんと高度が上昇、植物の種類が比較的豊富になり、乾燥地帯の植物の葉や茎の色が花畑のように鮮やか。思うままに空に向かって伸びる植物の、リンとした率直な美しさ、「自分」らしさ。そのありさまを忘れたくなくて、網膜に焼き付けようと熟視。
断崖絶壁上の道が急に狭くなり、傾斜もきつくなったので、しがみつくように「エイヤッ!」とハンドルをきると突然駐車場。アーッと声も上げんばかりに車から飛び出して見た、ダンテの地獄の壮大なビュー!!
最初に訪れたバッドウォーターのちょうど真上。ああ、延々と続く塩の原、それを横切って吹く風の向こうの山なみ。
もっとダンテの景色を見たい、急な傾斜の植物を見たいと、駐車場から尾根伝いに歩きます。
尾根から見た急な傾斜。この写真じゃ、岩や草の色彩の美しさは伝えられません! 写真家でも無理かも。でもリンクしておきます。
デスバレーにお別れを告げる時間が迫ってきましたが、はからずも、有終の美を飾るに相応しい、塩と山と岩と谷と風と空と草木と時間が交差する悠久のドラマを、風にピシピシとおでこや頬をたたかれながら眺望できたのは、謙虚に感謝感激です。
なお、フリッカーですごく美しいデスバレー写真シリーズを見つけたので、タイトルにエンクロージャーしておきました。タイトルをクリックすると見られます。
2012年4月9日: デス・バレーでやり残して残念に思うのは、バッドウォーターを、もっと遠くまでずっと歩いてみたかったこと。もっと歩いてみたかったなーという場所がいくつかあること。
2012年3月8日木曜日
Death Valley 駆け巡り記 2: バッドウォーターからザブラスキ・ポイント
翌朝9時にリッジクレスト(Ridgecrest)のモーテル出発、米海軍の基地沿いのハイウェイ178をさらに東へ。
名前のとおり、水のかわりに、塩の結晶がはってる、巨大な、白いドライ・ソルト・レーク(Dry Salt Lake)が見えてきました。ドライ・レーク「塩」畔の、工場の町、トローナ(Trona)で休憩。何もすることがないので町の歴史館へぷらり、塩からいろいろなミネラルを蒸留抽出するために工場があり、町ができたのを理解。50年代には大繁栄してたようですが、今はその面影を歴史館の古い写真にとどめるだけ。
写真:塩からミネラルを抽出する工場。この会社の現オーナーは、なんと、インドの会社。海を離れて何千里、こんな人里離れた場所にも、時代の波が押し寄せていて、東南アジアの進出があるなんて! 会社側も宣伝する気はないらしく、写真をとってたら、パリッとした制服を着た守衛さんがでてきて、止められました。そのこと自体は驚きませんでしたが、強い日差しでペンキが剥げ落ちた町に、突然、身なりの良い守衛さんの出現はちぐはぐで、意外で、びっくり。
この町を過ぎると、いよいよ「何も無ーい」から、「何もなーい、自然があるか」と、人間の手が入ってほこりっぽくなった自然がのろのろと遠のき、自然のための自然が少しづつ、前に出てきます。
突如出現した急な山を超え、平地を北へ、北へと走ります。
草みたいな、低木が続きます。
植物の種類が少なくなり、間隔も、規則正しいながら、まばらになっていくので、ますます乾燥地帯に入って行くのがわかります。
何もない、広大な場所、こんなとこに舗装道路があるのが不思議な道を、ひたすら、ただ道なみに走ります。何を目標に走ってるかわからなくなるほど走るとやっと道標、デス・バレー国立公園(Death Valley)経由ラスベガスへと伸びるハイウェイ190のT字路にぶつかりました。
デス・バレー国立公園内西端の村、ストーブパイプ・ウェルズ(Stovepipe Wells)についたときは午後、すぐにホテルを予約して、そのまますぐ、デス・バレー探索へ出発。
ファーネス・クリーク(Furnace Creek)へ向かうにつれ高度が低くなり、「海抜マイナス100フィート」の標識をみながら、汗をかきかき、たまにサイクリストにすれちがいながら、何も無い場所を走ります。
ファーネス・クリークは、旅行者用ビジターセンターの他に、食料品店やお土産物屋さん、レストラン、自転車屋さんなんかがある、けっこう、にぎやかな場所。食料品店はストーブパイプにもあります。
最初に訪問した場所はバッドウォーター(Badwater)。ここは海抜マイナス86メートルという、アメリカで一番低い場所。昔は湖だったそうですが水は蒸発、今はちょっと水が残ってるだけ、あとは真っ白な塩原がえんえんと。喉の乾ききった旅人が「水だー!」と喜んで走りより、飲もうとするんですが塩辛くて飲めない、それがバッドウォーターという名前の由来。こんな水にも巻貝類が住んでて、保護されてます。
ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge)。本道から右折して砂利道をごろごろ走ると、ハイキング道入り口の駐車場。車から降りて100メートルぐらい歩くと到着。
アーティスト・パレット(Artist's Pallet)へ行くため、アーティスト・ドライブ(Artist Drive)という一方通行の舗装道路に入ります。上がったり下がったり曲がりくねったり、また岩の様相や地質的特徴、植相にも変化に富む、楽しいドライブ。「絵描きさんのパレット(アーティスト・パレット)」と呼ばれる由縁は、緑や青やピンク色の鉱物が岩石に含まれてるため。そんな鉱物の色が一番美しく映えて見えるのが夕焼け時なので、本を読みながら、気長に待ってる人たちもいましたが、私達はそんな時間はないので、日没30分前の午後5時に出発。
ザブリスキー・ポイント(Zabriskie Point)に着いたときは、日没の直前。スター・ウォーズに出てくる星よりか別世界... 数千万年前に、地下のマグマにオーブン焼きにされた地球のプレートが、波のように押し寄せる圧力に屈して隆起し、アメのように曲がりくねりながらそのまま冷え、シマウマ状の化石的風景になったという感じ。
ストーブパイプ・ウェルズに戻ったときはもう真っ暗。レストランで、肉はまずいが付け合わせのインゲンはおいしかった食事の後、ホテルでバタン、キュー。
4/9/2012追記: 車で行くなら、ホテルはファーネス・クリークより、ストーブパイプの方が安め。古さは同じ。レストランは記念が目的なら食べてもいいけどたいしたことなし。前日までに電話すると、だいたいホテルの部屋は空いてるので、クレジットーカード予約がベスト。食べ物は公園の外のマーケットでバケットとチーズと果物、サラダなんかを買ってて持ってた方が新鮮で美味しいです。
名前のとおり、水のかわりに、塩の結晶がはってる、巨大な、白いドライ・ソルト・レーク(Dry Salt Lake)が見えてきました。ドライ・レーク「塩」畔の、工場の町、トローナ(Trona)で休憩。何もすることがないので町の歴史館へぷらり、塩からいろいろなミネラルを蒸留抽出するために工場があり、町ができたのを理解。50年代には大繁栄してたようですが、今はその面影を歴史館の古い写真にとどめるだけ。
写真:塩からミネラルを抽出する工場。この会社の現オーナーは、なんと、インドの会社。海を離れて何千里、こんな人里離れた場所にも、時代の波が押し寄せていて、東南アジアの進出があるなんて! 会社側も宣伝する気はないらしく、写真をとってたら、パリッとした制服を着た守衛さんがでてきて、止められました。そのこと自体は驚きませんでしたが、強い日差しでペンキが剥げ落ちた町に、突然、身なりの良い守衛さんの出現はちぐはぐで、意外で、びっくり。
この町を過ぎると、いよいよ「何も無ーい」から、「何もなーい、自然があるか」と、人間の手が入ってほこりっぽくなった自然がのろのろと遠のき、自然のための自然が少しづつ、前に出てきます。
突如出現した急な山を超え、平地を北へ、北へと走ります。
草みたいな、低木が続きます。
植物の種類が少なくなり、間隔も、規則正しいながら、まばらになっていくので、ますます乾燥地帯に入って行くのがわかります。
何もない、広大な場所、こんなとこに舗装道路があるのが不思議な道を、ひたすら、ただ道なみに走ります。何を目標に走ってるかわからなくなるほど走るとやっと道標、デス・バレー国立公園(Death Valley)経由ラスベガスへと伸びるハイウェイ190のT字路にぶつかりました。
デス・バレー国立公園内西端の村、ストーブパイプ・ウェルズ(Stovepipe Wells)についたときは午後、すぐにホテルを予約して、そのまますぐ、デス・バレー探索へ出発。
ファーネス・クリーク(Furnace Creek)へ向かうにつれ高度が低くなり、「海抜マイナス100フィート」の標識をみながら、汗をかきかき、たまにサイクリストにすれちがいながら、何も無い場所を走ります。
ファーネス・クリークは、旅行者用ビジターセンターの他に、食料品店やお土産物屋さん、レストラン、自転車屋さんなんかがある、けっこう、にぎやかな場所。食料品店はストーブパイプにもあります。
最初に訪問した場所はバッドウォーター(Badwater)。ここは海抜マイナス86メートルという、アメリカで一番低い場所。昔は湖だったそうですが水は蒸発、今はちょっと水が残ってるだけ、あとは真っ白な塩原がえんえんと。喉の乾ききった旅人が「水だー!」と喜んで走りより、飲もうとするんですが塩辛くて飲めない、それがバッドウォーターという名前の由来。こんな水にも巻貝類が住んでて、保護されてます。
ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge)。本道から右折して砂利道をごろごろ走ると、ハイキング道入り口の駐車場。車から降りて100メートルぐらい歩くと到着。
アーティスト・パレット(Artist's Pallet)へ行くため、アーティスト・ドライブ(Artist Drive)という一方通行の舗装道路に入ります。上がったり下がったり曲がりくねったり、また岩の様相や地質的特徴、植相にも変化に富む、楽しいドライブ。「絵描きさんのパレット(アーティスト・パレット)」と呼ばれる由縁は、緑や青やピンク色の鉱物が岩石に含まれてるため。そんな鉱物の色が一番美しく映えて見えるのが夕焼け時なので、本を読みながら、気長に待ってる人たちもいましたが、私達はそんな時間はないので、日没30分前の午後5時に出発。
ザブリスキー・ポイント(Zabriskie Point)に着いたときは、日没の直前。スター・ウォーズに出てくる星よりか別世界... 数千万年前に、地下のマグマにオーブン焼きにされた地球のプレートが、波のように押し寄せる圧力に屈して隆起し、アメのように曲がりくねりながらそのまま冷え、シマウマ状の化石的風景になったという感じ。
ストーブパイプ・ウェルズに戻ったときはもう真っ暗。レストランで、肉はまずいが付け合わせのインゲンはおいしかった食事の後、ホテルでバタン、キュー。
4/9/2012追記: 車で行くなら、ホテルはファーネス・クリークより、ストーブパイプの方が安め。古さは同じ。レストランは記念が目的なら食べてもいいけどたいしたことなし。前日までに電話すると、だいたいホテルの部屋は空いてるので、クレジットーカード予約がベスト。食べ物は公園の外のマーケットでバケットとチーズと果物、サラダなんかを買ってて持ってた方が新鮮で美味しいです。
2012年2月28日火曜日
Death Valley 駆け巡り記 1: ドライな草原のただ中を走るハイウェイ14
2月中旬にデス・バレー(Death Valley National Park)に行きました。
ハイウェイ80からハイウェイ580経由でハイウェイ5、次にハイウェイ58からベーカーズフィールド(Bakersfield)市に入るという、初日は走行時間、約8時間半ちょっとのルート。ハイウェイ58は初めて。ハイウェイ5から分岐した後に(多分)プラムの果樹園が続いているところがあり、初春なら、花と香りの春爛漫と思いますが、それ以外は魅力度マイナス5のルート。
ベーカーズフィールドで満タンにして、東方面のハイウェイ58へ。シエラネバダ山脈南端(Sierra Nevada)に入るので、景色もよくなり、ドライブのしがいあり。でも山越え陸送の基幹道路のようで、リグ(超大型トラック)の数と坂がぐーんと増えるので、車間距離を十分にとって慎重にドライブ。
ハイウェイ14に近づくあたりは、風力発電用タービンが数百本、所狭しと林立。果てしなく、くるくる、くるくる勝手に回る「風車」群は、なんだか、スフィンクスのかける謎のよう。
ハイウェイ14に入ると、景色は一変。だだっぴろ〜い草原に、えんぴつで線を引いたような道路は、ただ、ただまっすぐ。車を運転してるんですが、開拓列車に乗ってる気分。両側にはジョシュワツリー(Joshua tree)が点、点と見え始める低草木の乾燥地帯。抹茶やうぐいす色のような、日本色で形容した方が色彩的に近い草群は、空気がまるでよごれてないので、淡い色ながらみずみずしく(乾燥地帯なので矛盾なんですが)、心が洗われるよう。高層ビル群を離れてよかった!
いくら走っても、遠くに見える不気味な形の山や、かすみがかかってその先がさだかでない巨大な谷がちっとも近くにならず、美しい乾燥地帯のど真ん中を不安印で運転。掘っ建て小屋等の、人間活動の痕跡もないのも不安。引き返さねばならなくなったとき、ガソリンスタンドがないということですからね。やっと道標が見え、正しい方向へ走ってるのを確認できたときは「ヤッホー!」。90度に曲がってハイウェイ178に入ったときは夕方でした。
しばらくすると少しづつ、道路沿いに人家が見えてきましたが、空き家なんだか、住居なのか、判断付きかねる感じ。地図上、リッジクレスト市(Ridgecrest)に近いはずなんだけど、こんな薄汚いところに泊まらなくちゃならないの? メキシコよりかひどそう...
突如、信号やネオンサインや三車線道路が出現、リッジクレスト市じゃないですか! 5階建てのマリオットから、コンフォート・インからベスト・ウエゥタンからモーテル6まで、ほとんどのモーテルのブランドが、ケンタッキー・フライドチキンやマグドナルドやウェンディーズなどのファースト・フード・ブランドに混じってある、アメリカ内陸の標準的近代シティ。米軍基地があるので、モーテルの一つや二つはあるとは思ってましたが、予想外に大きな市。
トリプルAメンバーには割引があるベスト・ウェスタンに泊まることにして、もう運転するのはうんざりでしたが、おなかが空いてるので、しかたなく車でディナーへ。こんなところのファミレスには何があるのという興味もあって入ったレストランの、お客さんの前においてある、やたらに色の鮮やかなディッシュを見てゾーとしましたが、抵抗せず、一番あたりさわりのないスープとサラダを注文。こういうのでさえ、不味いときってあるんですね。
ケンタッキーフライドチキンが正解だったなーと今は思うけど、当日は疲れてて思いもつきませんでした。
時間との競争で走ったので、ハイウェイ14沿いの写真が一枚もとれなくて残念。
写真:ベーカーズフィールドのダウンタウンが、ベイエリアと違うのは、喫茶店のたぐいが無い事。やっと見つけたのはダイナー。格子のフロアがディビット・リンチの「ツィン・ピークス」を思い起させる、アンティークなダイナー。
ハイウェイ80からハイウェイ580経由でハイウェイ5、次にハイウェイ58からベーカーズフィールド(Bakersfield)市に入るという、初日は走行時間、約8時間半ちょっとのルート。ハイウェイ58は初めて。ハイウェイ5から分岐した後に(多分)プラムの果樹園が続いているところがあり、初春なら、花と香りの春爛漫と思いますが、それ以外は魅力度マイナス5のルート。
ベーカーズフィールドで満タンにして、東方面のハイウェイ58へ。シエラネバダ山脈南端(Sierra Nevada)に入るので、景色もよくなり、ドライブのしがいあり。でも山越え陸送の基幹道路のようで、リグ(超大型トラック)の数と坂がぐーんと増えるので、車間距離を十分にとって慎重にドライブ。
ハイウェイ14に近づくあたりは、風力発電用タービンが数百本、所狭しと林立。果てしなく、くるくる、くるくる勝手に回る「風車」群は、なんだか、スフィンクスのかける謎のよう。
ハイウェイ14に入ると、景色は一変。だだっぴろ〜い草原に、えんぴつで線を引いたような道路は、ただ、ただまっすぐ。車を運転してるんですが、開拓列車に乗ってる気分。両側にはジョシュワツリー(Joshua tree)が点、点と見え始める低草木の乾燥地帯。抹茶やうぐいす色のような、日本色で形容した方が色彩的に近い草群は、空気がまるでよごれてないので、淡い色ながらみずみずしく(乾燥地帯なので矛盾なんですが)、心が洗われるよう。高層ビル群を離れてよかった!
いくら走っても、遠くに見える不気味な形の山や、かすみがかかってその先がさだかでない巨大な谷がちっとも近くにならず、美しい乾燥地帯のど真ん中を不安印で運転。掘っ建て小屋等の、人間活動の痕跡もないのも不安。引き返さねばならなくなったとき、ガソリンスタンドがないということですからね。やっと道標が見え、正しい方向へ走ってるのを確認できたときは「ヤッホー!」。90度に曲がってハイウェイ178に入ったときは夕方でした。
しばらくすると少しづつ、道路沿いに人家が見えてきましたが、空き家なんだか、住居なのか、判断付きかねる感じ。地図上、リッジクレスト市(Ridgecrest)に近いはずなんだけど、こんな薄汚いところに泊まらなくちゃならないの? メキシコよりかひどそう...
突如、信号やネオンサインや三車線道路が出現、リッジクレスト市じゃないですか! 5階建てのマリオットから、コンフォート・インからベスト・ウエゥタンからモーテル6まで、ほとんどのモーテルのブランドが、ケンタッキー・フライドチキンやマグドナルドやウェンディーズなどのファースト・フード・ブランドに混じってある、アメリカ内陸の標準的近代シティ。米軍基地があるので、モーテルの一つや二つはあるとは思ってましたが、予想外に大きな市。
トリプルAメンバーには割引があるベスト・ウェスタンに泊まることにして、もう運転するのはうんざりでしたが、おなかが空いてるので、しかたなく車でディナーへ。こんなところのファミレスには何があるのという興味もあって入ったレストランの、お客さんの前においてある、やたらに色の鮮やかなディッシュを見てゾーとしましたが、抵抗せず、一番あたりさわりのないスープとサラダを注文。こういうのでさえ、不味いときってあるんですね。
ケンタッキーフライドチキンが正解だったなーと今は思うけど、当日は疲れてて思いもつきませんでした。
時間との競争で走ったので、ハイウェイ14沿いの写真が一枚もとれなくて残念。
写真:ベーカーズフィールドのダウンタウンが、ベイエリアと違うのは、喫茶店のたぐいが無い事。やっと見つけたのはダイナー。格子のフロアがディビット・リンチの「ツィン・ピークス」を思い起させる、アンティークなダイナー。
2012年1月10日火曜日
ハンチントン・ライブラリーの庭園とハイ・ティー
11月末ロサンジェルスに行ったとき、久しぶりに、パサディナ(Pasadena)のハンチントン・ライブラリー(Huntington Library)へ。今回はライブラリーや美術館より、広大な敷地内の庭園が目あて。
日本庭園は工事中で入れませんでしたが、石庭はオープン。金色のイチョウの葉の合間に見える真っ青な空の美しさ... 「空に吸われしxx才の心」でしょうか。
アメリカ内の日本風のものって、ちょっと変なのが多いんですけど、風に吹かれてはらはら散るイチョウの葉を背に受けながら、ベンチに座って石庭を眺めてると、希有なことに、一瞬、アメリカにいるのを忘れます。
写真:まっ黄色の黄がよく出てなくて残念。
ハンチントン・ライブラリーのサボテンのコレクションは温室と庭園にわかれてるんですが、たいへんな規模。
温室は、変わった品種のサボテンのコレクション。上から下に垂れ下がって生えるサボテンとか、幅広の葉っぱが2枚だけ(写真下)、つっぱりながら下へ螺旋系にのびる種類など。サボテンに博識のボランティアが質問に答えてくれます。
下の写真の種名は忘れましたが、これ、今サンフランシスコのパクストン・ゲートではやってる種類。こんなにたくさんの種類があるのも、花が咲くなんて事も知りませんでした。むかーし、育てた事があるんですが、みごと失敗。
一年に一回、厚い葉肉が二つに分離するんで、対の数を数えると年齢がわかるそうです。
最近、新設された中国庭園。
大人も楽しめる子供庭園も含めて、ハンチントン・ライブラリーの庭園は大きいので結構、歩きます。そこでうってつけなのが、敷地内にある、英国風ハイ・ティーが楽しめるティーハウス。
私達の予約は午後三時。ウェイトレスに、その日の紅茶の種類を案内してもらったあと注文。壁際にならんでるサンドイッチやチーズ、オードブルや果物、サラダやデザートは、自由にとれるようになってて、何度おかわりしてもオッケー。
ティーカップが空になると、ウェイトレスが現れて「湯水のように」紅茶を注いでくれます。お茶のお店なので当然と言えば当然ですが、お茶の温度がいつも一定なのに関心。同じ温度の紅茶は飲みやすく、注がれるままに、5〜6杯は飲んでしまいます。紅茶の極意は、最適温度を保つというのを実感。
ハンチントン・ライブラリー見学は一日がかりで、その価値ありですが、ハイ・ティーで最後をしめるというのは、是非またやりた〜い。
日本庭園は工事中で入れませんでしたが、石庭はオープン。金色のイチョウの葉の合間に見える真っ青な空の美しさ... 「空に吸われしxx才の心」でしょうか。
アメリカ内の日本風のものって、ちょっと変なのが多いんですけど、風に吹かれてはらはら散るイチョウの葉を背に受けながら、ベンチに座って石庭を眺めてると、希有なことに、一瞬、アメリカにいるのを忘れます。
写真:まっ黄色の黄がよく出てなくて残念。
ハンチントン・ライブラリーのサボテンのコレクションは温室と庭園にわかれてるんですが、たいへんな規模。
温室は、変わった品種のサボテンのコレクション。上から下に垂れ下がって生えるサボテンとか、幅広の葉っぱが2枚だけ(写真下)、つっぱりながら下へ螺旋系にのびる種類など。サボテンに博識のボランティアが質問に答えてくれます。
下の写真の種名は忘れましたが、これ、今サンフランシスコのパクストン・ゲートではやってる種類。こんなにたくさんの種類があるのも、花が咲くなんて事も知りませんでした。むかーし、育てた事があるんですが、みごと失敗。
一年に一回、厚い葉肉が二つに分離するんで、対の数を数えると年齢がわかるそうです。
最近、新設された中国庭園。
大人も楽しめる子供庭園も含めて、ハンチントン・ライブラリーの庭園は大きいので結構、歩きます。そこでうってつけなのが、敷地内にある、英国風ハイ・ティーが楽しめるティーハウス。
私達の予約は午後三時。ウェイトレスに、その日の紅茶の種類を案内してもらったあと注文。壁際にならんでるサンドイッチやチーズ、オードブルや果物、サラダやデザートは、自由にとれるようになってて、何度おかわりしてもオッケー。
ティーカップが空になると、ウェイトレスが現れて「湯水のように」紅茶を注いでくれます。お茶のお店なので当然と言えば当然ですが、お茶の温度がいつも一定なのに関心。同じ温度の紅茶は飲みやすく、注がれるままに、5〜6杯は飲んでしまいます。紅茶の極意は、最適温度を保つというのを実感。
ハンチントン・ライブラリー見学は一日がかりで、その価値ありですが、ハイ・ティーで最後をしめるというのは、是非またやりた〜い。
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