サンフランシスコ市(50マイル四方)は小さな市なんですけど、ファイナンシャル・ディストリクトには、結構、たくさんの「オープンスペース」があります。理由は市の条例。
ダウンタウンに高層ビルを立てるとき、ビルの規模に応じて、敷地・建物の一部を市民のために「オープンスペース」として解放しなければならない規則になっているからです。
モンゴメリー通り(Montgomery Street)とパイン通り(Pine Street)にある、三角ビルで有名な、トランズ・アメリカ・ビルに隣接しているオープンスペース。
市所有ではないので「公園」とは言いませんが、機能は「公園」と同じ。お昼休みには、ランチを食べたり、散歩するオフィス・ワーカーの姿が見られます。
このオープン・スペースにはマスコットが二つ、上の写真の右下に見える「子供たち」(と勝手に呼ばせてもらいます)がその一つ。
もう一つはスイレンの葉とカエルの噴水。
私は「カエル」のほうが好き。童話の世界を思い出させるからです。「子供たち」は、いきいきしてて、躍動的で、彫刻としては好きなんですが、ちょっと悲しい気がします。だってファイナンシャル・ディストリクトで、姿形を見かける事があり得ないのは、子供たちですから。
噴水のそばから外に出ると通りを隔てて、バンク・オブ・イタリーだと思いますが、白くてクラッシクな歴史的建造物に指定されてる元銀行があります。入り口はモンゴメリー通り側。一般に無料公開してるので、中へ入ると、イタリア産大理石をふんだんに使ったゴージャスな内装と金庫が見られます。
モンゴメリー通りをはさんで向かい側の路地をチャイナタウンの方へちょっと入って行くと、右側に外側がレンガでできた、金を貯蔵していた歴史的建造物があるんですが、その隣に小さい美術館に入る入り口があります。名前は忘れましたが、金の貯蔵場の他に、ときどき展示内容が変わる美術品を展示をしてるので、ちょっと寄って行くのお薦めです。無料です。
その後、モンゴメリー通りに戻り、2ブロックぐらいマーケット通りのほうへ歩くと、ウェルス・ファーゴー銀行博物館があります。西部開拓時代に、ポーニー・エクスプレス(Pony Express)という郵便やお金の配達をしたことから始まったこの銀行、馬車はもちろん、昔の小切手とか元帳とかが展示されてます。二階へ行くと、馬車に乗って雰囲気が楽しめるので、ライドはお薦めです。無料です。
食事やお茶の時間を除くと、2時間くらいあれば、全部、徒歩で見られます。
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