よく正体がわからないままにある日、友達に、このお店のことを話してみると...
「あれはデイブ エガーズっていうベストセラー作家が作った場所だよ。
「彼が高校生のとき、一週間も間を開かずに、両親が立て続けに死んで、兄弟三人で、ミッドウェストからカリフォルニアに出てきたんだ。
長男だったデーブは、弟たちの面倒をみようといろいろするんだよ。なんとか義務教育を終わらせようとしてさ、しかし、みんな子供なので、学校に行ったり、行かなかったり...
その生活を本に書いたところ、それが全米で大ヒットしたんだ。
「あの場所は18才までの、文章を書きたい子供に、文章の書き方を無料で教える、ノンプロフィットのグループなんだよ。」
確かに、子供たちが店内をうろちょろ走っていた。
都市区画法により、あの場所は店舗を開かなくてはいけない場所、始めは仕方なく、前面に店の体裁を構えたそうです。そして「ピレートショップ(Pirate Shop=海賊ショップ!)と名づけたところ、これがエラくうけた。
この店ではない店内を横切ってカーテンの裏にまわると、大きな机があって、それを囲んで坐っている子供たちが、足をぶらぶらさせながら、何かを書いているのが見えます。
注: 写真では引き出しのついた壁が白くなってますが、これはフラッシュのため。本当は引き出しと同じ、暗い焦茶です。
注2: 今じゃ、826 Valencia はニューヨークにもボストンにもあるそうです。
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