2008年4月26日土曜日

近所のお店:アリババの洞窟



「アリババの洞窟」という、 ミドルイースタン料理(中東料理)のお店。バレンシア通りと19番街のコーナーにある。

ここの「Shawerma (シャワーマ) サンドイッチ」というのが美味しい。

Shawerma って、中東のファーストフード。長方形の大きなシートのようなパンに、いろいろな物をのせて、風呂敷風にたたんでから、外側がパリッとするまで、コンロであぶる。

焼いた後、写真のように紙に包んでくれるので、紙をむきむきしながら食べる。下からジュースがしみ出してくるからご注意。

で、オーダーするときは、まず、チキンか、ラムかを決める。

「全部のせる?」と聞いてくるから、イエスという。すると、タヒーニというベージュ色のソースと、赤茶のソースを、大きく広げたパンのシートに塗る。その上に、バジルと思われる、刻んだグリーンの葉っぱを散らし、ラムと焼いたなすとオニオン、フレンチフライ等々をのせて、たたんでから火にあぶる。

持ち帰りでもいいし、お店で食べてもよい。

オーナーは、自分の好きな中東音楽を店内に流してるようす。気がむくと、歌のさわりの部分をテープと共に絶唱。

「中東っていうけど、いったいどのあたりの食べ物なの?」と聞くと、レバノンとパレスティナと、エジプトと言ってた。

2008年4月19日土曜日

近所のお店:「826 Valencia」  その3  由来というか


よく正体がわからないままにある日、友達に、このお店のことを話してみると...

「あれはデイブ エガーズっていうベストセラー作家が作った場所だよ。

「彼が高校生のとき、一週間も間を開かずに、両親が立て続けに死んで、兄弟三人で、ミッドウェストからカリフォルニアに出てきたんだ。

長男だったデーブは、弟たちの面倒をみようといろいろするんだよ。なんとか義務教育を終わらせようとしてさ、しかし、みんな子供なので、学校に行ったり、行かなかったり...

その生活を本に書いたところ、それが全米で大ヒットしたんだ。

「あの場所は18才までの、文章を書きたい子供に、文章の書き方を無料で教える、ノンプロフィットのグループなんだよ。」 

確かに、子供たちが店内をうろちょろ走っていた。

都市区画法により、あの場所は店舗を開かなくてはいけない場所、始めは仕方なく、前面に店の体裁を構えたそうです。そして「ピレートショップ(Pirate Shop=海賊ショップ!)と名づけたところ、これがエラくうけた。

この店ではない店内を横切ってカーテンの裏にまわると、大きな机があって、それを囲んで坐っている子供たちが、足をぶらぶらさせながら、何かを書いているのが見えます。 

注: 写真では引き出しのついた壁が白くなってますが、これはフラッシュのため。本当は引き出しと同じ、暗い焦茶です。

注2: 今じゃ、826 Valencia はニューヨークにもボストンにもあるそうです。

近所のお店:「826 Valencia」 その2 店内

店内はちょっと暗い。

最初に目に入ったのが、直径80センチくらいもある、ステンレスの容器。

底に白い変なものが固まってる。ラードみたいだけど、何でこんなものがあるの? 

しばらくすると、壁には、大小の引き出しみたいのがついているのに気づく。ただの飾りかなあ。でいったい、このお店、何を売ってるんだろう? 

試しに、引き出しの取っ手を引っ張ってみると、スルスルと開くじゃないですか。空の小ビンが、ビロード敷きの底に10個くらいころがっている。値段は付いてない。フーン。 次の引き出しにはガラス玉がジャラジャラ... これは買う人がいるかも。

次々と引き出しを開けてゆく。10センチぐらいに切った紐のたばとか、おもちゃの安竹笛とか、本物かどうかはわからない、切り落とした長いひげの束、使い道の分からない物、とても売り物とは思えない、珍奇なものばかり。

店の奥にはカゴとか、棚とかに、ビンとか海図などが置いてあって、「海賊のいない海賊船のような」雰囲気。

小さな本棚が三つぐらい、いっそう暗い物陰に置いてある。学校で作った文集のような本がちょろちょろとならんでる。古い活字を使ってる。そうか、そうか、ここは本屋かと、やっと独り合点という安心をして、店をでる。

やっぱり腑に落ちないので、お店の正体と、引き出しの中身をチェックするため、以降、ときどき立ち寄る。

2008年4月18日金曜日

近所のお店:「826 Valencia」 その1 お店?

「826 VALENCEIA」というのは住所兼名前の、「お店」というか、なんというか... 両隣りも含めて、バレンシア通りをキャラクタライズしてる面白い「場所」です。

外装: 店名の上の白壁に、部屋の見取り図か、厩舎の案内図のようなナゾの絵が描いてあって、通り過ぎるときは、必ず見あげてしまいます。

店名の下はウィンドウになってて、2ヶ月おきくらいに、展示物が変わります。上手というわけではないのが多いんですが、全体で物語を語るような、物語風の展示なので、必ずチェックしてゆく、気になる、サンフランシスコはバレンシアの店頭展示です。 ー 続き ー




2008年4月13日日曜日

近所のコーヒーショップ

リチュアル コーヒー (Ritual Coffee) という名の、サンフランシスコで、一番美味のコーヒー屋です。

3年くらい前にできたんですが、あれよあれよというまに、有名になりました。

行く度に、トイレ掃除のお兄さんと、トイレですれ違うので、使用直前に清潔になってるトイレに感謝しようと思い、「サンキュー」と言ったんですが、ある日、そのお兄さんが、コーヒー豆のローストをしながら出来具合をチョックしているのを見て初めて、「このお兄さんがオーナーなんだな」ってことに気づきました。

オーナーが、皆が一番嫌がる仕事をしてるのも気に入りましたが、ここのスペシャルブレンド(豆)は、買って飲む価値あり。壁はモダーンアートが飾ってあって、月一で変わります。多分、地元のアーティストの作品だと思います。

ラテをオーダーすると、以前はコーヒーの表面に、クリームで葉っぱの絵を描いてくれましたが、今はそんな暇はないんじゃないかな。「エクスプレッソ競技会があるので本日休業」なんて看板がかかっていた頃が懐かしいです。

ロースト・ウィークエンド・ビデオ(Lost Weekend Video)という貸ビデオ屋さんの隣。このビデオ屋の名前も、サンフランシスコらしくて、気に入ってます。

場所は、On Valencia Street で、 21st Street と Hill Street の間に位置してます。  

2008年4月12日土曜日

今年一番の暑さという予想!

春が始まったばかりなのに、外は暑い!
サンフランシスコの第三のチャイナタウンと私が呼んでる場所で、朝のお買い物をしたんですが、太陽がギラ、ギラ。

本日の予想最高気温は、夏でも珍しい華氏81° ということは、27°。ややっ、サンフランシスコスタンダードでも、これはかなり暑いです。といっても、私は平日は市外にお勤めなので、サンフランには夕方以降と週末しかいないんですが、この調子では、午後はギラギラギラギララララララララでしょう。

No wonder、 ガソリン高($3.99/gal)にもかかわらず、久しぶりに、19th Avenueは車が溢れてました。ゴールデンゲートパークへ、暑さから非難する人たちの群れじゃないかと思われます。

私も今日の予定を変えて、午後は冷房の効いている映画館か美術館へ涼みにいこうかな。