ヨガを始めたのには二つの動機が...
その1)母親が高齢者用のヨガを始めてから急に元気になったこと。2〜3ヶ月もしないうちに、電話で話す声につやが。新しい友達できてよかったね、と思ってました。電話の声がさらに元気になってきたので、「お母さん、ヨガで一体、何してるの?」と、ついに根掘り葉掘り。
「なにしてるって...」と、電話での私の追求にたじたじとしながら、一生懸命、説明。「テニスボールを椅子の背と背中ではさんで、ころがしたりするわよ」というのは分かりましたが、あとはさっぱり要領を得ません。
大学にいたとき、ヨガを体操のクラスでとり、「木のポーズ」や「死んだ魚のポーズ」とかやりました。当時タバコを吸ってたんですが、タバコを吸ったあとヨガをやると、いつも決まってものすごーく気持ち悪くなるのに気づき、ヨガってすごいなと思いました。でもタバコはやめられませーんと、ヨガのクラスをドロップしたんです。(注:なお、タバコはその後やめました。)
その2)一年半ぐらい前、友達にヨガに誘われて参加、ルーティーンらしきものをやったら、たいした事なさそうなのに息が切れてヒーヒー、体力が激しく落ちてるのを自覚。
日本からサンフランシスコへ帰ってきた翌日。ヨガが時差ぼけに効果があるかどうか興味をもち、再び参加。結果は、驚きの「効くー!」 いつもは最低三日は苦しむんですけど、ヨガをやった翌日から時差ぼけほとんど解消! こうして週一の「ヨガ」の信者になりました。
私の参加しているヨガのすごーい点は、まず、その会場。荘厳なゴチック教会で高い天井の会場に入ると、自然に現世が遠のき、目がぐるりにめぐらされたステンドグラスへ。心が広がります。午後7時に時刻をつげる鐘の音がお腹の底に響きわたるとき、除夜の鐘ではないけれど、思わず両手を合わせて合掌。
すごい点、その2は音楽の伴奏。ネパールの2メートルくらいある大笛や、シンギングボール(singing bowl)等を奏でるミュージシャンが毎週、交替でやってきてヨガをやってる最中、音楽をかなでてくれます。
写真:シンギングボール。
以前の好みはネパール大笛(下の写真ですけど、この楽器、なんという名前か知ってる人がいたら教えてね)だったんですが、最近の好みはハープのような楽器とバイオリンの二重奏(下の2枚目の写真)。思わず聞き惚れます。ハープをやってる人は美しい声の持ち主で歌も唄います。ホスピスでボランティアもしてるそうです(アメリカのボランティアは日本と違い、本当のボランティアで無償。)
このヨガのクラスは、毎週、火曜日にサンフランシスコ市内のあちこちで行われてる、「寄付金ベース」のヨガのクラスの一つ。参加者が参加する毎に寄付金を出します。普通のクラスだと一回平均10ドル前後なので、そのぐらいがメド。もちろんもっと出す人もいます。寄付金は、ヨガの先生と、ミュージシャンと、場所を提供してる教会で分配。寄付金ベースは、行かない、もしくは行けない日は払わなくてもいいので参加者には便利。
このヨガのクラス、最近はさまざまな新聞で取り上げられたりしてて有名になり、大盛況。参加者は、私が初めて参加したころに比べると、2倍半にはなってるし、現在も増加中。
私にとっては、鐘の音とともに、生涯忘れる事の出来ないヨガのクラスとなりました。これからも健闘を祈ります。
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