2012年4月24日火曜日

重要! インターネットで流れてる福島原発事故関連ビデオ

「アメリカのインターネットで流れてた」と過去形で言うほうが正確かも。というのは、YouTubeによると、複数の「第三者」から「著作権侵害」という抗議があり、英語の字幕が入ったビデオクリップは、ネットから駆除されたもよう。

でもフランス語とスペイン語のはそのままなので、リンクしておきます。もともとテレビ朝日の日本語放送なので、聞くのにぜんぜん問題ありません。

「福島原発事故その後」についてのビデオで、内容が重大なので、まだ見てない人は、見ておいた方がいいです。


著作権違反という理由でビデオの除去を要請した「第三者」のリストには、「Like For Syria」と 「 cnsa1000」と「ディズニー(Disney)」が。じゃあ、なぜ、フランス語やスペイン語版はそのままなのか不思議ですが、英語版がなくともリンクできたのでよかった、よかったという感じ。

上のビデオに出てくる京都大学の小出裕章先生の、「なぜ、原発はやめたほうがいいのか」という話をビデオにとったものも、リンクしておきます。長いですけど、私の視聴後感は、賛成、反対はさておき、国がリーダーシップをとって無視してきた、いや、はっきり言って隠しているうちに、自分自身でも忘れてしまった「原子力発電」のもう一つの現実を、地球市民として、知るべき時が来たと思います。わかりやすい内容です。

広島、長崎で「死の灰」が降ったという話ですが、その「死の灰」が、原子力発電で生じて始末のしようがない「原発廃棄物」と同義語であるのを初めて知りました。

小出先生に感謝です。

2012年4月23日月曜日

デ・ヤングの「ジャン=ポール・ガルティエ」ショー

デ・ヤング美術館(De Young Museum)の、ファッション・デザイナー、ジャン=ポール・ガルティエ(Jean Paul Gratier)展というか、ショーはお薦め。

入場して角をまがるとすぐにジャン=ポールが、彼の最愛のミューズである、美しいモデルさんのとなりでご挨拶。ミューズはジャン=ポールを見たり、私を見たり、笑わないように唇をキッと閉めたりするので、初めは人間かと思っちゃうほど。

すぐに彼のシグネチャー・ファッションの展示が、続きます。一つ一つのガウンがストーリーを語る初期のデザイン。

マドンナが、コンサートで着た下着コスチュームは、ガルティエのデザインとは知りませんでしたが、彼女が実際に着用したものの他に、男性用のコルセットやコルセット・ガウンなど、ジェンダーベンダー物が続きます。彼女のコスチュームが、ファッションの世界を揺るがせるほど大きな影響を与えるとは思っても無かったマドンナ、「すごく驚いちゃったわよ。」

写真:秘密の会話中の男性マネキン一組と鏡。

いたずらファッションの元祖的存在でもあります。
写真:着てると裸に見えるドレス。ナオミ・キャンベルのは暗くて写真が撮れませんでした。

近い将来、マネキンは唄を歌ったり、笑ったりするようになるんでしょうね。マネキンや人形の未来を伺わせる展覧会でもあります。

2012年4月22日日曜日

サンフランシスコ、今、春たけなわ!

サンフランシスコは、今、春のまっただなか。 ゴールデンゲート公園(Golden Gate Park)内に、植物園(San Francisco Botanical Garden at Strybing Arboretum)があるんですが、園内の「カリフォルニア」セクションは、今が訪れ時!カリフォルニア州の州花であるカリフォルニア・ポピーと、あやめ(アイリス)が真っ盛り。

カリフォルニア・ポピーは濃いオレンジから、赤っぽいオレンジ、黄色、白など、さまざまな色合いのポピーが集めてあります。植物園だからこそで、普通の丘の斜面では、これだけの色合いのポピーを一カ所で見るのはちょっと無理。
ポピーとあやめ。一週間前にとった写真。

濃い紫から薄い紫、白っぽい紫と、いろいろな色具合のアイリスも集めてあります。ベイエリアを囲んでいる山に行くと咲いてるのが見られますが、これだけの群落を一カ所で見るのは難しいです。

写真のクラスを取りたい気持ちがわかる、花盛り(初めての俳句!)

2012年4月9日月曜日

無料オンライン講座、ユーダシティ、に挑戦!

実を言うと、ユーダシティ(Udacity)オンライン講座に参加 ー 結論から言うと、ベリーグー。オンライン講座は、大学だけではなく、社会での物のやり方を変えるっていうのを確信しました。

挑戦したのは7週間クラスでコース番号、CS101。「検索エンジンを造る(Building a Search Engine)」という名どおり、検索エンジンを構築しながら、コンピュータサイエンスの基本を学ぶというイントロのクラス。

先生のデーブ(Dave Evans)が、「コンピュータのクラスとったことのない人や、プログラミングの経験ゼロという人を前提にしてるんで、誰でも大歓迎!」というのをマジで信じて、2月中旬から始めました。コンピュータはバカスカ使ってるけど、コンピュータの知識はゼロというのが、前から「心の傷」だったんです。

オンライン講座の良い点: 何度でも同じ講座を聞けるし、先生の話しの字幕も出るので、好きなだけ読み返せます。だから生徒が自分のペースで進んで行けること。

米人おじさんが「何度もビデオを聞いたので、デーブに合ってる時間の方が家族に合う時間より長くなり、デーブが家族のような気がしてきたよ。こんどの感謝祭ディナーにはデーブと、アシスタントのピーターを、是非、招待したい」なんて書いてました。彼の場合はサクセス・ストーリーで、3週間目には、苦労のかいあって、ついていけるようになり、「宿題でもAを貰えるようになって嬉しいよ。」 
写真: サイコ・ドーナッツのラディカル・ドーナッツ。お米のポップコーンが入っるやつとか、超甘とか、変わってるのが一杯。サンホゼにあります。

CS101クラスの参加者による自己公表によると、81才が最高、最小年齢は11才。

オンライン講座は、リクルートのしかたを変える可能性大:インターネットには国境がないので、CS101には、世界中からの参加者。で、世界には天才や秀才がいるのは確かだし、たとえサンフランシスコ・ベイ地域ほど教育が発達してなくとも、価値観・文化が違えば、違う発想ができるから、世界は考え方や発想の点では、今までタップされたことのない、未曾有の大宝庫! 

CS101みたいな、コンピュータ科学のビギナーのクラスでも、宿題問題の解決の仕方、千差万別。

私は、3週間目から落ちこぼれになり始め、今はのろのろ亀。でもアルキメデスの亀でありたいと思ってます。ディスカッショんはすべてメールで行われ、デスカッションのページに残りますが、私のような質問はほとんどないので、私レベルの人は、恥ずかしくて質問を控えてるに違いありません。ま、ともかく、質問サイトをうろうろすると、「こういうやり方はどうか」とか、「私はこうやった」とかが、世界のあっちゃこっちゃから、来てるんですよ。答えは一つなのに(やさしいクイズなので)、それに到達するロジックはさまざま。

私の質問には、ユーダシティの雇われチューター(個人教師)が、質問サイトとメールですごく分かりやすく答えてくれるんで感激。わからないことが確実に理解できるので、嬉しくなり、たいへんな励みになります。こういう個人レベルに合わせた反応をしてくれるっていうのは、従来のクラスに比べて、オンライン講座の非常に優れた点。

授業ではカバーしないことを、分かりやすく説明してくれるチューターの皆さん、ありがとう!ジェンダー不詳の、バーチュアル・ラブに陥りそう。彼らの優れた文章力にも、すごーく関心。

ユーダシティの場合、グーグルが、距離を置いてでしょうけど、後ろについてます。ですから、提供されるクラスが充実するにつれ、グーグルとかが、「うちでこんどの夏、アメリカ見物をかねて、働いてみない?」とか、「あなたには絶対、絶対、来て欲しい、自由にマシン(コンピュータ)で遊んで(研究して)!」なんて、戦火の下を逃げ回っている年齢不詳の、大学なんか想像もしない、難民を招待するなんてことあり得る! つまり、オンライン講座は、組織が、欲しい人材や、面白い考え方を持った人を(この場合、コンピュータ・プログラマーですが)、熟れたリンゴを枝からもぎとるように、選り分けてリクルートできるチャンネルを与えるので、今は無料ですが、経費を回収するビジネスモデルも構築可能。

実際、クラスの終り頃から、誰でも応募できるコンテストを開催してて、トップの生徒や生徒グループへのご褒美は、世界のどこにいようと、グーグルの所在するパロアルト(Palo Alto)に無料ご招待。

ただしオンライン講座ではできないクラスがあるのも十分に理解してます。大学は勉強だけではなく、友情とか、愛情などの人間関係の作りかたや逃れ方を学んだり、試す場でもあるんですから。

オンライン講座形式で教えるには無理なクラスというのは、たくさんあると思いますが、オンラインには思わぬ良いところもあるのが分かりました。ユーダシティ、こういう機会を無料で与えてくれてどうもありがとう!

で、私はというと、盲目の坊さんが象をなでて、象とは何かをわかろうとする寓話がありますが、そんな坊さんの一人になった気持ち。このクラス、3週間目が困難さでいうと峠、それを過ぎると楽になります。わかんないところがなんとなくわかった最後の3週間は、自分ペースに調整、今、最後の方のビデオを見てるところです。