2010年8月30日月曜日

高満足度の、ロブスター・シャック!

サンフランシスコからパロアルトにいく途中に、レッドウッド・シティ(Redwood City)っていう町があるんですが、そこがロブスター・シャック(Lobster Shack)のホームタウン。

ハイウェイ101をサンホゼ方面に南下、Wipple Blvd でハイウェイを出てそのまま、ストレートにダウンダウンに行く、道路の左側、「イン・アンド・アウト・バーガー(昨日オープンしたばかり)」の直前にあるんですが、外見の印象では、高級食材を扱うレストランのイメージがゼロ。大丈夫かな...

中に入ると、レジでオーダーしてお金を払い、それから開いてるテーブルにつくという、カフェテリア式。スタンフォード大学のカフェテリアの方が、よっぽどフォーマルな感じ。

ここまで来たら、観念して、とにかく食べてみよーっと。おなかも空いてるし...

ここによく来るといういう友達のオーダーに右ならいし、「ロブスター・ビスク」をオーダー(7ドル75セント)。(写真下)

コーヒーマグに盛ったこのビスク、えらいカジュアル、ロブスターを高級化しないところが、気に入ってきて、「こうじゃなくちゃ、ロブスターなんで気楽に楽しめない」と、お店の経営方針の正しさを直感!

金曜日のディナーにしては早めについた私たちはテーブルをとるのに、なんの苦労もなかったんですが、急にがたがたしてきたなと思って振り向くと、大きな窓越しの向こう側には、長い列ができてるじゃないですか。

マグが空になった頃、殻からとりだしてマヨネーズで合えた風の、「ネイクド・ロブスター・ロール(Naked Lobster Roll (18ドル50セント)」が。これが、歯ごたえも、香りも、色も新鮮で、だからこそ美味のロブスター! (写真下)

今まで、ロブスターを特においしいと思った事はなかった私ですが、生きたロブスターのゆで方を心得てる人がゆでたロブスターを、これほどカジュアルに、食べた事がなかったからに違い無し。

ネイクド・ロブスター・ロール、本当は、フレンチフライがついてくるんですが、カロリーをやたら取りたくないので、コールスローに変更してもらいました。干しぶどうが入っている、ちょっと甘い、私好み風コールスロー。


ご主人のラッセルさんは、ボストンで、ロブスターの輸出業に従事。友達の紹介で、サンフランシスコ・ベイ・エリアの女性と知り合い、数ヶ月後に結婚、生まれ故郷のボストンを引き払って、2006年に、レッドウッド・シティに引っ越してきたそうな。

そこで思いついたのが、自分の知識と経験を生かせる、メインロブスターのお店。ロブスターの専門店のないサンフランシスコ・ベイ・エリアで、これが、ヒットしたというわけです。

東海岸から空輸されるロブスターを、サンフランシスコ空港へ取りに行くのはラッセルさんの役目。

家族のメンバーで営業している店では、お客さんのオーダーが入ってから、タンクに入ったロブスターを捕まえて調理するとのこと。

私の友達は、本当に常連らしく、車の窓越しから、外に出てるラッセルさんと、帰り際にひとしきりおしゃべり。開店祝い中の「イン・アンド・アウト・バーガー」のお客さんが、ロブスター・シャックの駐車場を占領してしまわないよう、駐車場の見張りと、車の整理をしてる、ああそうか、大変だね等々、話してました。

ロブスターを高級料理にせず、カジュアルに、食べさせるこのお店、気に入りました。

ロブスターが好きな人、ロブスターに興味はないけど、試してもいいという人は、ハイウェイ101を、南に下る価値、おおあり。

2010年8月16日月曜日

初期印象主義絵画展 at デ・ヤング美術館

サンフランシスコのデ・ヤング美術館で、オルセー美術館所蔵の、「初期印象主義絵画展」を開催中。そろそろ見ておいた方がよいと思っていったところ...

展覧会場へ入るといきなり、正面に、ブグローの大作、「ビーナスの誕生」でが〜ん、右に、ルフェーブルの傑作、「真実」」でが〜ん! この二枚を見てたじたじとするだけでも、行く価値あり!

マネの作品は7品くらい来てました。「笛を吹く少年」は、以前、見た事ありますが、照明のせいか、ぐっと良い感じ。



展示されてる作品をリストしておくと...

ホイッスラー 「母の肖像」:けっこう大きな絵。
カイユボット 「床を削る人」: すがすがしく、美しい、労働者の絵。
ドガ 「バレエのレッスン」: 子供の頃、カレンダーの絵でみたのを覚えてます。その他5品くらい来てました。
セザンヌ 「首つりの家」。この他、数点、来てました。
ピサロ 「赤い屋根の家、冬の効果」。ピサロのも数点来てました。
シスラー 「洪水と小舟」 その他数点。
モリゾ 「ゆりかご」
モンテッセリ 「白い水差しのある静物画」
バジール 「家族の集まり」

この他、ルノアールやバジールや、名前は思い出せませんが、写真などで見た事のある絵が、たくさん来てました。

有名な絵をど〜んとたくさん持ってきてみせる、アメリカ式展覧会は、見ごたえあり。

バジールは、マネやルノアールと親しかったらしく、バジールが青サギの死骸の静物を描いているところを、ルノアールが描いたり(この作品はモネが購入、今はオルセー美術館蔵)、そのとき一緒に、青サギを描いた他の画家の静物画(モンテッスリ?)が、展示されてましたが、こういう、画家たちの交流が、絵でうかがえて、面白です。

2010年8月11日水曜日

サンフランシスコ・バレエ at スターン・グローブ

先週末のスターン・グローブ、夏のコンサートシリーズは、サンフランシスコ・バレエの出番でした。

朝からフォグが覆う寒い日で、あまり人は来てないんじゃないかと思ったら、大間違い。一時間前についたのに、良いスペースは、ほとんど残ってなかったのでがっかり。やっと舞台左前にもぐりこみました。

開演ちょっと前から、バレエ団のメンバーが、舞台上で思い思いにウォーム・アップを始めたところが下の写真。おんぶされてる女の子が可愛くて撮ったのですが、左後方に、団員でソロリストをしている、山本帆助(はんすけ)という、日本人ダンサーが写ってます。入団して、かれこれ、5〜6年。その後ろの茶色のジャケットを着ているのがジェイミ・ガルシア・カステラ、彼はプリンシパルで、上手。


マリア・コチェトーバ(団員)は、今回は非番で、観客席から公演を見ていたようです。彼女がアップロードしたスターン・グローブの写真をリンクしておきます。一時、霧がひどくなって霧雨っぽくなったとき、公演が一時中止になったんですが、そのときの写真です。

最後に踊ったのは、マーク・モリス(Mark Morris)の、サンドペイパーバレエ(Sandpaper Ballet)。軽快で楽しい作品で、大好きです。