2009年10月10日土曜日

がんばれ!ミッション・ストリート・フード

最近、サンフランシスコで静かな評判を呼んでるのが、ミッション・ストリート・フード。といっても看板なんかありません。

私も、開店前に並び始める人たちの列で、「ここって何?」と、興味を持った次第です。

ミッション・ストリート・フード(Mission Street Food)の特色第一は、木曜日と、土曜日の夜しかオープンしないこと。

第二は、売り上げから経費を引いた残りは全部、慈善団体へ寄付。「フードバンク(Food Bank)」や「オープンハンド」のような、食うのに困っている人たちに食物を提供する団体を中心に寄付という、すごーく賛同できる趣旨です。

第三は、メニューは晩ごとに変化、ウェブサイトで発表します

第四は、シェフはアンソニー・ミント君ですが、ゲストシェフが頻繁に登場するらしく、ウェブサイトをチェックすると、わかるようになってます。

さらに、ウェブには、当日のメニューのテーマが書いてあるんですが、その文章の書き方も内容も、「レストラン」という枠を十分にはみだしていて、エネルギーを感じるだけでなく、思わずニタリとさせられたり、好奇心をかき立てられます。

私が行ったのは10月3日。

テーマは、「小さなチャイナの大きな問題」。映画のタイトルからとったようで、寄付金先は、チャイナタウンのホームレスに食事を出す団体。一緒に行った友達に聞いたら、子供の頃そんな名前の映画を見たと行ってました(えっ、そんな昔のこと?)。

すごくおいしかったのは、あげる温度も時間もぴたっしというのがわかる、ジューシーな、けっこう厚いタラのフライ。付け合わせがフュージョンもいいとこで、アボガドからつくる「ワカモリ」(写真右下)。ケージョン風に黒くやいたお豆腐もいけすじだったんですが、ちょっと薄すぎる気がしました(写真右上)。ビーフは、お塩が濃いめにかかっている部分があったので残念。付け合わせのプチトマトのローストがおいしかったです(写真中央)。

左手のワインの瓶には水が入ってます。忙しくなると、水を注ぎ足している暇がないためか、始めからテーブルにおいてあります。暗くなる前だと、これがレストラン内でぼーっと浮き上がるような感じになり、以外ときれい。

食材が開店中になくなるという事態が発生してから、来店予定のお客さんは、すべてメールによる予約制になりました。

なお、このお店は、Mission Streetの18番通りと19番通りの間という、安全度の低い場所にあるので、日が短くなるこれからは特に要注意。大都会の怖さを心得ているアメリカ人と一緒に行く事を強くお薦めします。ドレスダウンは必須です。




2 件のコメント:

Nozomi さんのコメント...

LOVE San Francisco!!! I envy you....:) Really great info!

Nozomi from
cheerfulcountry.blogspot.com

ピリット さんのコメント...

Nozomi,

Thanks for your comment.
You are right this is one of the reasons why I like SF soooo much!
Have a good day!