2008年6月25日水曜日

サンフランシスコ オペラ: ランメルモールのルチア



ドニゼッティのオペラ、ランメルモールのルチアを見てきました。

ナタリー デッセイ(Natalie Dessay)がルチア役... 



ナタリー デッセイは、世界の大ステージで歌うために生まれてきた、天性のソプラノとしか、いいようがありません。広いステージを、まるで自分の家の庭のように、飛び歩きながら、歌うのです。

通常、幕がおりるかおりないかに、車の混雑をさけるため、劇場をそそくさと出て行く人がいるのですが、今回はそういう人もなく、拍手の嵐でした。


足首ぐらいの高さの薄紫色の花が、ところどころ岩のあるなだらかな斜面に一面に生えている舞台装置も美しかったです。



ルシアの相思相愛の人、エドガルドを演じたのは Giuseppe Filianoti、ジセッペ フィリアノーティ。2カ所くらい、声がちらっとぐらつきましたが、迫真の演技。

「これに署名したのか?」と、結婚契約書をルシアにつきつけて「レスポンデ!」と絶叫。 そうか、イタリア語では、「答えろ!」は、「レスポンデ」なんだなー。
さらに「ボクの屍を超えなくては、結婚式の祭壇へは近づけないよ!」と絶叫のさまは、やっぱりイタリア人!と思いました!



ベンジャミン フランクリンが発明したグラス・ハーモニカがオリジナルのミュージックスコアで使われていたそうですが、今回のサンフランシスコ オペラで、復活しました。それも聞きものです。


ナタリー デッセイの演技をみながら、彼女の歌をじっくり聞ける幸せ、ああ、サンフランシスコにいてよかったあ!

ビデオクリップを見つけたので
リンクしておきます。

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